給湯器の購入の前に、現在お使いの給湯器がどんな種類なのか把握していただければ、工事もスムーズに対応させて頂くことができます。
給湯器は戸建て住宅か、マンションなど集合住宅か、設置場所によって型番や排気方式、寸法が異なってまいります。ご依頼の前にぜひご確認ください。

一軒家・戸建て住宅の設置タイプ

戸建て住宅の設置タイプは、屋外据置タイプ・屋外壁掛けタイプ・屋内設置タイプの3つに分類することができます。

屋外据置タイプは、住宅屋外の地面に設置するタイプで、給湯器本体の側面より排気パイプが出ています。
屋外壁掛けタイプは建物の壁面に固定し、設置します。給湯器本体の下部より排気を行います。
屋内設置タイプは、FF式と呼ばれる強制給排気式と、FE式と呼ばれる強制排気式があります。これらの屋内設置タイプは、屋外に給湯器を設置できない場合に選択されます。

マンション・アパートなど集合住宅の設置タイプ

マンション・アパートなどの集合住宅の設置タイプは、玄関横のパイプスペース内に設置するPS設置タイプと、ベランダに設置するベランダ設置タイプの2つに分類されます。

さらに、PS設置タイプの中でも、PS内に壁掛け設置を行うPS標準設置タイプ、玄関横アルコーブに設置され、排気方向が廊下側になっているのが特徴のアルコーブ設置タイプ、PS内設置を行い、本体後方から排気パイプを伸ばして廃棄するPS後方排気タイプ、PS内に設置し本体上部の排気筒にて排気を行うPS前方排気タイプなど複数の種類があり、タイプごとに型式も変わります。

また、ベランダ設置タイプには、建物の壁面に給湯器本体を直接固定して設置する屋外壁掛けタイプと、FF式、FE式(強制給排気と強制排気)の2つに分類できる屋内設置タイプがあります。

設置場所の検討は慎重に

給湯器が故障してしまったり、号数を検討して買い替えする場合、新しい給湯器の設置場所はほとんどの場合、これまで使用していた機器が設置されていた場所を選択されます。

なにか問題があった場合は調整することもありますが、基本的には長年の使用でも大きな問題がなかった場所と判断されます。

新築で新規に給湯器を設置する場合

水からお湯に変わる時間差をなるべくなくしたいとお考えでしたら、近くに給湯器を設置することをおすすめします。キッチン優先ならキッチンの近くに、お風呂を優先するなら浴室の近くに設置することによってタイムラグを最小限に抑えることができます。

また、給湯器は消耗品ですので、いつか故障するということも忘れてはいけません。
将来的に取り替えを行うことを考慮して、作業がしにくい2階以上の高所や、侵入経路が十分に確保できていない閉所への設置はおすすめ致しません。
これらの箇所での作業は別料金が発生したり、工事そのものを引き受けてくれない工事業者も存在するからです。

弊社でも工事実績はございますが、状況によっては対応できない場合もありますのでもしもこういった場所に設置されている場合は一度ご依頼の際にご相談下さい。